2007年4月3日火曜日

住宅ローンの相談が多いですよ

 住宅ローンの相談が非常に多いです。このホームページを立ち上げてから個別に相談に来られる方のほとんどが住宅ローンの相談です。以前は新規借入の相談が多かったのですが、最近は借り換えの相談が多いです。

 3年ほど前にマンションや戸建てを購入され、3年固定の住宅ローンを組んで、ちょうど固定期間が終わる頃に日銀が利上げをしたので、変動に変わるタイミングで借り換えた方がよいかどうかのご相談です。

 あのころは、マンションラッシュの頃で、更に低金利1年固定0.9%、2年固定1.0%という商品が流行で、家賃よりも安い返済額で自分の家が買えるという感じでした。

 「金利はいつかは上がる」という簡単な論理を、「そんなにすぐには上がらない」「上がる頃にはお給料も増えている」という都合のよい論理で打ち消そうとしたのでしょうね。最も販売側もこの論理で推し進めていましたから、買いたいと言う気持ちにますます拍車を掛ける感じです。仕方ないのかもしれませんね。

 3年前は、金融機関も、1年固定、3年固定の低金利商品を積極的に勧めていて、長期固定なんかで組むのは低金利のメリットを享受していないと否定的でした。今ではどこもかしこも長期固定商品を推奨しています。時代が変われば勧める商品も変わるのでしょうが、住宅ローンは長期の借入です。ライフプランを重要視して商品を選択して欲しいものです。目先の金利の低さに走ると後が怖いです。

 さてさて、なんでも任せっきりはダメですよ。自分たちで将来を見据えて金融商品は選びましょうね。住宅ローンしかり、生命保険しかり、どちらも長期の商品ですよ。短期で動かす商品は、すぐにリペアーがききますが、長期での商品は一度決めるとチェンジはしづらいもの。

 ライフプランをしっかり考えてから、金融商品を選択しましょう。