2010年11月1日月曜日

またまたテレビドラマから感動の台詞です

 フジテレビで「医龍3」が始まりました。シリーズ1から見ているのですが、今回は「内科循環器vs外科」という構図で、患者のQOL(Quality of Life)、退院後の患者の生活を考えた処置、傷口を小さくとか、社会復帰しやすい治療を選ぶなど、単に病気を治すだけでなく、いかに患者のことを考えた治療ができるかという場面が出てきます。病院側は、経営の効率化の治療という観点のようです。
 医療の世界は、小泉医療改革により、三方一両損(損をしたのは国民と医療側)により、大変なことになっています。経営と医療サービスとの問題は、永遠のテーマです。

 第一回目の放送で、手術前に患者さんに「絶対治る、大丈夫」と安心させるために発した言葉が、いざ手術後の死んだときに大きなトラブルの原因になるということで、その後、手術前には患者さんに「絶対治る」という言葉を使わなくなったというシーンがありました。自己保身ですね。

 「絶対」という言葉は、金融の世界でもタブーです。「絶対もうかる」はご法度ですね。でも、コンサルティングで、あるいはプランニングにおいて、絶対とは言わないまでも、「よくなる」「これをやれば改善される」とならない限り、顧客は不安になるでしょう。逆に、そこまでの自信をコンサルする側も持ってほしいですね。

 ドラマでは、手術前の、不安いっぱいの患者さんに「必ず治してみせる」という発言になっていました。
「QOL」は昔からある言葉ですが、今の世の中には、殺伐とした世界では、なぜか新鮮に聞こえる響きです。