2012年11月5日月曜日

わからないことが不安の正体です...

 不安は、未来がわからないということから生まれます。一方で、未来は不透明なものです。未来が不透明である以上、不安は取り除くことはできません。これ から何が起きるか、確定していれば、今からその準備を行えばよいのですから、不安は生まれません。今何をしなければならないかも、具体的に理解できます。

 人生一寸先は闇なんて言葉があるくらい、将来のことはわからないもので、何一つ確定されているものはありません。でも、だからこそ人生は楽しいなんてセリフもあります。なるようになれに境地に至れば、先行き不透明も楽しめるのでしょう。まさにケセラセラですね。

 でも、なかなか、このケセラセラの境地には至れないのも人間です。人は、常に不安と向き合って生きていくものなのなのもしれませんね。

 ライフプランなんて言葉がありますが、結局は、何もできないものなのでしょう。

  でも、人間に与えられたものに知恵があります。また、想像力と言うものも人間の特権です。動物には本能と言うのもがあり、それで危険を察知して回避行動を とります。しかし、この本能による行動は、直近の出来事に対するもので、遠い未来に対してのものではありません。時間軸を長くのばしてたいおうする、想像 力による行動は、人間にしかできません。

 これから起こりうることに対して、長期ビジョンで対処することが、「準備」なのでしょう。今できることを精いっぱいしておくことで、不安は解消されなくても和らげることはできます。

 サッカー日本代表の本田圭佑は、常に「準備」と言う言葉を使います。勝負の勝ち負けは時の運かもしれませんが、準備をした者が勝つ確率は断然に高まります。ライフプランとは、結局はそういうものなのでしょうね。

 不安を取り除くには、今やれることをどれだけやっているかです。どれだけ未来に備えているのかが、不透明である未来を恐れないようになることになります。準備ですね。