2009年7月6日月曜日

両の眼でしっかりと見極めよう

 地方の知事が中央政治にもの申すという構図がもてはやされています。国民の人気を背に、何やっても良いという感じがしてなりません。
 「一言一句」から「80%までは」という、公約のバーゲンセールは、もはや、なにがなんでも国政に出たいという感いっぱいで、茶番劇にはほとほと疲れます。知事や市長が集まって支持政党を表明するなんてものはいかがなものか。団結して地方分権を訴えるのは結構ですが、支持政党を表明するなんて、人気や風をかさに脅しに近い感じがします。有罪判決を受けた北海道の大物議員を、地元の人気のシンガーソングライターがどうどうと応援している、また、どこかの宗教団体の広告塔として選挙カーに乗っている有名タレントを見ていて凄く違和感を覚えます。有名であるが故に、どれだけ一般の人への影響力があるかを考えたことがあるのでしょうか。ご自身の考えをどのように持とうとそれは自由です。その態度表明がどれだけ影響するかを考えると、軽はずみなことは出来ないと思います。
 私達も、「人が良いから」「さわややだから」「有名だから」という理由で、プロの政治家を選ぶような愚かなことはやめましょう。自分の意見で、その人の政治家としての手腕を見極めて、大切な一票を投じましょう。
 とにかく今は日本は大事なときです。政治の素人が政治をしてはいけません。芸能人や有名人が、その知名度だけで政治家になるのはいかがなものか。もう勘弁してください。
 人気は、結果の上に成り立ち、露出度ではありません。まずは地元をしっかりと幸せにしてください。ご自身の影響力をみんな理解してください。そして何より、わたしたち国民一人一人が賢くなりましょう。