2009年4月1日水曜日

予算と解散

 国家運営に対して予算は非常に大事で、春の国会(通常国会)は、予算を決める場でもあります。日本の年度は4-3月ですから、来年度とは今日から2009年度がスタートします。
 補正予算は年度の途中に必要に応じて組むものです。予算は税金をどう使うかで、補正予算という予算という名前が着いていると言うことは、税金を使うと言うことです。税金で足りない部分は借金でまかないます。それが赤字国債です。
 今回、麻生総理が「赤字国債を発行してまでも」と発言したのはそういうことです。税投入では足りないぐらいの対策を行おうと言うことです。景気対策です。
 世界的に景気対策の規模は日本円で換算して「兆」という単位をはるか上回る規模のものです。日本も兆円規模の財政出動です。財政は国が出すお金。公的資金も同じ意味合いです。どの表現をしてもすべて税金の投入ということです。それでも足りなければ借金。「借金」イコール「国債の発行」です。
 予算が決まれば通常国会の役目はおおかた終わりです。だから予算が通ったら解散なんて言葉が出てくるわけです。
 今は、景気対策を行う裏付けとしてのお金の配分、予算の配分が審議されています。定額給付金の財源も予算の中に組み込まれます。果てさて解散はいつあるのでしょうか。