2007年9月11日火曜日

9.11に思うこと

 退路を断ったのでしょうか。安部総理は、テロ特措法が継続できないときには、職にしがみつくことはないと発言しました。臨時国会開幕の前日です。テロ特措法は、「9.11」以降、世界各国がテロ撲滅に向けて協力するもので、その後、アメリカがイラクを攻撃したときの自衛隊派遣はイラク特措法によるものです。テロ特措法とイラク特措法が混同しているようです。インド洋での給油はすべてイラクのアメリカへなどの問題もあります。

 気がつけばもう9月です。今日は「9.11」貿易センタービルに2機の旅客機が突入された日です。他の1機は離陸後、旅客の奮闘で郊外に墜落、もう1機はペンタゴンに突入しました。

 世界は、東西冷戦という国と国との戦いから、国と組織との戦いに、言い換えればキリスト教vsイスラム教なる宗教戦争のような感じになってきています。こうなると終わりが見えない戦いになってきます。東西冷戦では、アメリカとソ連が競って武力向上合戦により、人類最悪の殺人兵器が登場、テロとの戦いはジハード、目を覆うような自爆テロ、人の命を命とも思わない行為です。それを仕掛けたのも先進国です。

 経済は対立の上に成り立つ。悲しいことです。しかし、経済の歴史は、2つの対立の間に生まれています。アメリカ経済を支えているのは、不景気における軍需産業でもあるのです。日本でも軍需産業は生まれようとしています。