2011年11月18日金曜日

勝ち組と負け組について

勝ち組と負け組  そんな言葉をよく聞きます。格差社会の本家アメリカでは、勝ち組は20%ぐらいです。その20%の人たちは平均年収2000万円だそうですが、残りの80%は年収500万円ぐらいだそうです。  それはお金の話で、果たしてそれだけで豊かといえるのかどうかです。しかし、アメリカという社会では、完全に資金力が豊かさのバロメーターです。社会制度がそうなっているからです。十分な医療を受けるにはお金は必要です。お金がないと、入院もできません。老後資金も401kですから、自分で増やさなければなりません。北欧のような、病院へは財布を持たないで行くところとは異なります。  アメリカでは宗教が流布しています。ほとんどの国民は教会に行きます。無宗教という人が多い日本とは異なり、アメリカ人は心が病んでいるということがいえるのでしょうか。アメリカ人は眠剤を含めた精神役服用率は高いのではないでしょうか。  日本にいるから言えることは、お金だけがすべてではないということです。アメリカ式の勝ち組ではなく、日本式の勝ち組があってもいいと思います。それは精神的豊かさが成り立つ国だからです。TPP参加で、日本の文化は消える問われていますが、日本の心の豊かさまでもむしばまれることがないようにしてもらいたいです。  勝ち組は、豊かな資金力を手にすることだけではありません。