2007年5月17日木曜日

著名人は集票マシーン

 夏の参議院選挙で、有名人、著名人への出馬要請が報道されています。サッカー選手やテレビの露出度の多い人など、まさに「票」ねらいですね。

 投票において、その人の名前を書けば、イコールその人が所属している政党に票が入る仕組みになっています。比例代表では、得票数により当選者数が決まります。集票マシーンが有名であればあるほど、その党の当選者巣が増えるということです。

 タレントさんが当選してから「これから勉強します」の発言はないでしょう。私たちの税金を使って勉強するのですかね。すべての人がそうであるとは言いませんが、有名人、著名人を候補者にするって、国民を馬鹿にしている感じがするのは私だけでしょうか。

 島田紳助さんが、前の選挙でコメントしていましたが、「こんな国が大変なときに、政治の素人が出てはいけない。今こそ、政治のプロが国を仕切るべきだ」と自らの出馬を否定しました。ある議員を応援するために長く司会を詰めていた政治番組を降板しました。

 政治をワイドショー化したのは、政治を身近に感じさせる功績もありますが、政治を軽くした罪もあります。日本国民は、ワイドショー化しなければ政治を感じられないほど民度は低くないです。

 人気ではなく、本物の「プロ」を選びましょう。