2007年6月8日金曜日

年金騒動に関して「渇!」

 テレビのニュースは、どこもかしこも年金の話、それも、お金が宙に浮いている、多額の退職金など、あきれる話ばかりです。挙げ句の果ては、参議院選挙を見据えて、あのときの大臣は野党の○○さんだったなど、かなり低いレベルの話に変わってしまいました。歴代厚生労働省の大臣は与党側が多いのですが。間違いは次の大臣が正すのでは。あっ、ただしていないのか。慣習ですからね。

 よく思うのですが、「少子高齢化に伴い、年金支給額が減ります」というのが3年前の年金騒動でしたが、少子高齢化は最初からわかっていることで、年金制度を疲弊させたのは、歴代の大臣や年金制度に関わる人に責任があるのではないかと思うのですが。今になって、お金が足らないから年金を貰う人は我慢して、保険料を払う人は多く払って、というのにすごく違和感を感じるのですがね。「しょうがないじゃないか」という答弁も聞かれますが、「しょうがなくした者」の責任はどうなるのですか。今までの反省はどこへいたのですか。猿でも反省しますよ。

 ライフプランから考えると、年金は老後の大切な資金源です。今から老後に向けて生活設計をする際、予定年金支給額は重要な要素となります。生命保険会社の破綻は契約者への背任行為だと言ってきました。家計の中心者の脂肪による遺族の経済的疲弊を回避するためのリスクヘッジで、家計の中心者の代わりにお金を運んで貰う契約を保険会社と結ぶことが生命保険加入です。その契約を反故にするのが破綻行為です。今の年金問題は、あろうことか、国が国民に対して契約反故を行っていることになります。

 私たちはタックスペイヤー(納税者)で、国を支えてあげているのです。しかも、保険料という別のお金も支払って、自分たちの年金資金を準備しているのです。今、そのお金を原手貰っている側が、税金を無駄遣いし、我々の貯蓄額をどこかへ無くしてしまい、さらに、無断で着服しているのですよ。
怒れ!納税者よ!