2007年6月16日土曜日

関岡英之氏の本はおもしろい

 関岡英之氏著「拒否できない日本」「奪われた日本」といい本を2冊、あっという間に読みました。非常におもしろい内容です。

 在米大使館のHPに日本語で掲載されている、アメリカから日本への要求事項が記載されている「年次改革要望書」の存在に注目し、アメリカが日本に規制緩和などの社会構造の変革を求め、それに日本は忠実に従っていることを暴露した本です。

 郵政民営化はアメリカの保険業界からの要望により、日本に突きつけたもので、時の首相や学者大臣が忠実に実行した産物であると述べています。

 すべて公になっているデータを元に解説している本で、興味深い内容です。是非一読されることをおすすめします。

 常々、経済は政治により作られると感じています。事実、為替は政治マターにより動いています。「知らない」で過ぎゆくことの重要性を認識すべき時です。