2007年10月2日火曜日

郵政の民営化について

 昨日、ラジオの収録がありました。テーマは「10月から変わること」で、やはり郵政の民営化の話題になりました。5分の帯番組(月~金放送)で、3週分を先取りします。昨日の内容は10月中旬に放送されますので、タイミングとしては、少しずれる感じです。

 郵政の民営化の内容だけで、3週分いけるかなと思っていましたが、大して郵便局が変わっているわけではないので、話題としてはあまり持ちませんでしたね。むしろ、そもそも、あの大々的に選挙までして実行された郵政の民営化っていったい何だったのかに話が進みました。

 今は始まったばかりですが、これからいろんな問題点が浮上するでしょう。国鉄の民営化では、気がつけば地方路線は切り捨てられ、時刻表の日本地図ではJR路線が随分少なくなっています。地方では細い私鉄の線ばかりです。国鉄がもたらした遊休地等の赤字の責任を担う運輸省はもう既にありません。郵政事業による負のツケを払わぬまま、郵政省はなくなりました。

 今回の郵政に民営化は、私たちの生活に本当に良いことなのか。誰も検証していません。送金手数料が上がり、政府保障がなくなりました。挙げ句の果てには株式上場し、ややもするとどこかの会社に乗っ取られると言うことはないですかね。結局、郵政の民営化を一番喜んでいるのは、遠く、海の向こうのような気がしますがね。

 皆さん、これからの動向は本当に注目です。小泉政権は、後生の歴史でどう評価されるのか...