2011年1月7日金曜日

薄利多売からの脱却

 デフレが叫ばれてからずいぶん経つます。というよりも、一回もデフレから脱却していないような気がしますね。世の中は、モノの値段が上がり、コンサルタントの方も、高い根付でのものの販売に消極的な意見が聞かれます。あまり値段が高いと売れないのではとの発想から、物事を組み立てているような気がします。
 でも、昨年から、その流れは変わっているような気がします。薄利多売から高少売とでも申しましょうか、いいものは高くても売れるという感じです。むしろ、いいものを作って売る、いいサービスに値段がつくという感じです。
 じゃあ、いいもの、いいサービスってなんなのでしょうか。顧客が求めているものなのでしょうか。

 いずれにしてもお金を持っている人は、いいものが買え、いいサービスが受けられるというもので、お金がない人は、やはり値段そのものが安いものにしか手が届かないのでしょうね。
 いいものを、あまねく広く、いろんな人の手に届けられれば良いのですが、資本主義の基本で、貧富の差は否めません。
 
 士業と呼ばれる人、コンサルタントと呼ばれる人は、高額所得者を常にターゲットとしています。薄利多売よりも高利少売、すごくわかるのですが、人を救うという観点からではどうなのでしょうか。所詮、営利とボイラティアは相反するもので、同じ土俵で考えてはいけないのですね。

 いずれにしても、これからの経済活動においては、価格競争からの脱却が進むと思われます。