2011年1月30日日曜日

袖振りあうも他生の縁

 青山で旅行社を経営している人がいます。彼が好んでよく使う言葉に「袖振りあうも他生の縁」という言葉があります。
 この意味は、道で知らない人と袖がちょっとでも触れあうようなささいなできごとでも。そんな単なる偶然ではない。どんな些細な出会いも大切にせよという意味です。「他生の縁」を「多少」と理解している人が多いようですが、感じでは「他生」と書きます。「多生」とも書き、これは今の世の中ではない、ほかの世の中、つまりは前世などで、袖振りあった人も、前世からの因縁があって今袖が出会ったと解釈します。縁とはそれだけ深いものなのですね。
 人はこの世に、必ず前世からのメッセージを携えて生まれてきています。生きるということには、必ずそれぞれに使命があるのです。
 出会いは大事にしたいものです。