2010年2月17日水曜日

朝青竜引退に疑問です

 朝青竜が引退という形の、事実上の解雇に追い込まれたのは、初場所中の居酒屋での暴行問題が発端のようでしたが、当事者の間で示談が成立だの、当事者といわれている人が、暴行の事実はなかったなど、実際には事件はなかったような報道もあり、現在、そのあたりはあいまいなままで終わっているようです。もしそういった暴行事件がなかったとしたならば、今回の相撲協会の引退勧告は何をもって引退を迫ったのでしょうか。ここにきて、本人からもう辞めたいと言ってきたから受理したという、形式上のことを前面に出すような卑怯なことを言い張るのでしょうか。今までの朝青竜肉日のスタンスだけで、あるいは外国人だから日本の土俵をけがしてほしくないという狭い料簡で、引退に追いやったのでしょうか。
 全く納得がいかない判定です。全てを明らかに、感情ではなく、道理が通るように説明しないと、モンゴル人に日本人力士の記録を破らせたくないからと思われても仕方がないと思われます。かつて小錦が昇進できなかったことを思い出します。あの時も、日本相撲協会はなんて了見の狭い不公平な世界かと感じていました。横綱の品格、日本伝統、国技という前に、日本人として、外国人を土俵に受け止めた以上、恥ずかしくない説明をすべきだと思います。日本人としてを強調するのであればです。