2010年9月28日火曜日

力のないものでも...

 「力のない者でも、本気で声を上げたら本気で動いたら必ずこの国を変えることができる」NHK大河ドラマ「龍馬伝」の中での龍馬のセリフです。なぜ土佐の一介の下士、しかも脱藩浪士が、日本のためとはいえ、そおこまで己を捨ててできるのかという問いに対する答えです。
 確かに、坂本龍馬という脱藩浪士が、薩摩の西郷吉之助や長州の桂小五郎という、慰安でいう重役クラスの人に、そう簡単に会えるはずがなく、また、対等に交渉ができるとは思えません。
 「本気で声を上げたら」「高い志」という言葉もよく出てきました。「志だけでは何もできない」と、武市半平太が死んだあとのセリフも印象的です。そこで始めた金儲けが亀山社中の商社です。
 ただ、強い信念は確かに必要です。強い信念、誠実な心、邪心のない心が人を動かします。

 坂本龍馬はフリーメイソンだという説もありますが、近年、彼自身がフリーメイソンではなく、フリーメイソンの使い走りであったという説が有力のようです。トーマス・グラバーは間違いなくフリーメイソンだったのでしょう。その強大な組織力なくして一介の浪人に、国を動かすなんてことはできないでしょう。

 「力のない者でも、本気で声を上げたら本気で動いたら必ずこの国を変えることができる」なんでも本気は大事で、一生懸命が大事です。それにしても、幕末物はやたら説教が多いですね。