2011年3月9日水曜日

あまりの苦しさに負けてしまいそうなときは

 あまりの苦しさに負けてしまいそうなときに、親を、家族を思い出せ。ある人の言葉ですが、今の家族状況をみていると、その家族に問題を抱えていることが多いですね。親しい人顔を思い浮かべれば、どんな苦しいことも乗り越えられるということなのですが、今の社会問題には「孤独」があります。あまりの苦しさに負けてしまいそうなときに、親を、家族を思い出せという言葉も、今の時代には修正が必要なのでしょうか。
 
 苦しい時に「孤独」は、絶望の淵に追いやる元凶なのかもしれません。コミュニティの重要性はうなづけます。
 NHKで、「友達作り」のサークルのドキュメントがありました。子育中のお母さんの悩みを話し合うサークル作りの内容だったともいます。出身地ごとに円卓を囲み、自己紹介し合うというものでした。

 このブログでも書きましたが、「友達」とは、心配してくれる人ではなく、自分が心配する人がいるということです。ただコミュニティを作って、「孤独」ではないという環境をつくることが、「孤独を感じている」人の心を解決することではないような気がします。自分から誰かを心配する人がいることを実感してもらうことが必要だと思います。しかし、そもそも、孤独感を抱えている人が、自分から他人にアクションを起こすことができるのでしょうか。奥が深そうな話です。

 自分がいないと、誰かが困るということを分かってもらうことが必要です。あなたの存在は、必ず必要なのです。「おらんでええという仲間はひとりもおらん!!」昨年のNHK大河ドラマ龍馬伝の中の、龍馬の海援隊のメンバーへの言葉だったと思います。この世の中、みんな生きる意味があり、使命を持って生まれてきています。

 新の友達作りは、現代においては難しいことなのでしょうね。