2011年3月28日月曜日

世のなかには白と黒と、そして灰色がある

 もともと世の中には白と黒しかないのでしょう。年齢は、若ければ若いほど、白と黒しか目に入らないようで、年とともに、その中間色が見えてくるのでしょう。それが灰色です。
 若いうちは、片目ずつしかものを見ることができないので、黒色と白色しか認識できないのですが、年齢とともに、経験というフィルターを通すことで、両方の目で、ものを見るようになり、その中間色を認識するのでしょう。やがて、中間色しか認識できなくなり、その原点が黒だったのか白だったのか、分からなくなる、いや、どうでもよくなるのでしょう。何せ、片目でものを見るのはしんどいですから、良穂の目でぼんやりとみることに慣れてきてしまいます。そのほうが楽ですからね。
 しかし、世の中というものは、往々にして灰色がうまくバランスが取れることもあります。灰色しか見えないことが幸せと感じる時もあるのでしょう。そうやってみんな大人を演じていくのでしょうね。
 哲学めいた話ですが、受け止め方は人それぞれかとは思います。