2012年5月22日火曜日

間違った四つの思想

昨日は思考の三原則を書きましたが、また面白い言葉を見つけました。「四つの誤り」だそうです。

 今の世にはびこっている思想には、間違った四種類の思想があるそうです。

 第一は「詖辞(ひじ)」 偏った議論。
 第二は「淫辞(いんじ)」 でたらめな議論
 第三は「邪辞(じゃじ)」 胸に一物を持って言う邪(よこしま)な理屈
 第四は「遁辞(とんじ)」 責任回避の逃げ口上

 だそうです。これは孟子の教えです。

 どれもこれも良くわかります。ようは、広い見地で、自分の意見で、素直に、損得なく、言ったことに責任を持つことですか。う~ん。ちょっと違うかな。知ったかぶりは良くないですね。これもちょっとちがうか~。

 でも、「詖辞」は、いろんなところで出くわすことはありますね。これは聞く側も拒否できそうです。「淫辞」は、分かる人にはわかるのでしょう。騙されないようにしないと。「邪辞」は、相手にばればれですよね。「遁辞」は、これもわかりそうな感じがします。こういう時はやたら多弁になっていますからね。

  人間は弱いもので、知らず知らずのうちに、この4つの誤った思想を持ちがちなのでしょうか。改めて、言葉にしてみると、うんうんと言いたくなります。今の政治家に聞かせたいですね。政治家に限らないですが、悪いことのたとえに政治家が使われること自体、良くないですね。