2012年5月24日木曜日

人間の本質とは何か、ちょっと哲学的ですが・・・

人間の本質とはなにか。まさに哲学的な話ですが、そもそも本質とは、これがなければ存在しないもの、これだけは絶対になくてはならないもの(こと)です。
人間が人間としてあること、それは、人間らしさであるようです。う~ん。まだよくわかりませんね。哲学はそれを追求するために生まれてきたようなものですから、そう簡単い答えを導き出せるものではありません。

そもそもギリシャ哲学は、万物の本質を探究することから始まっています。「アルケー」と呼ばれる根源、根源的原理の探求が、いろんな思想を生んでいます。哲学の祖である、ミレトスという街のタレースは「万物のアルケーは水である」と説いています。
話が難しくなってきましたが、この人間のアルケーとはなにか。
古武道では、人間であることの本質的要素を、心が明るい、清い、汚れがない、人を愛する、人を助ける、人に報いる、精進する、忍耐するなどの特性こそが本質だと説いています。
人間が人間であることは、自分自身を戒め、人に愛を注ぐものなのでしょう。
また、本質があるということは、それに付随するものあります。それは知恵と技能だそうです。大事なものではありますが、程度の差はあり、本質的なものではないということだそうです。あるにこしたことはないというもので、より大切なことは、本質を磨くための良い習慣であり、良い習性をもつことだそうです。

なるほどね。昔の人はいいことを言いますね。無を形にするのが言葉で、哲学は、その言葉を大事にしているようです。

私の心に残っている哲学者の言葉は「無知の知」、かのソクラテスの言葉ですね。知らないから一緒に勉強しようの精神です。知らないことを知ることは楽しいですよ・・・