2009年2月10日火曜日

大阪が赤字脱出

 10年連続で赤字予算を組んできた大阪府の一般会計当初予算案が、2009年度に黒字に転じる見通しとなったそうです。橋下知事就任2年目にして、数百億円の余剰金が計上できるようになったそうです。新聞記事によれば、2008年度の予算編成で、職員給与を都道府県最低水準まで引き下げたほか、私学助成や市町村補助金を削減、減債基金の繰り入れも中止し、1,100億円の収支改善を達成したとのことです。
 就任時に職員の前で、赤字企業の従業員だとか、いつ首を切られても仕方がないと言っていましたね。神奈川県の私の知り合いの職員もそうですが、トップが革新系の人が来ると、下は非常にいやだそうです。公務員の世界って、民間とは非常に異なるもので、給与カットだけでも相当、収支は改善されるのでしょうね。コンサルタントとして、民間の企業の経営改善は非常に難しいですが、お役所などの公的なところはいくらでも経費カットできる余地があるのだと思います。トップの強い指導力があれば、短期でお金周りの改善は可能なような気がします。問題はそのお金に群がる輩の整理でしょう。癒着との戦いです。地元大阪では、橋下知事の評判はなかなか良いようです。
 そういえば若い知事と、人生の先輩の市町村代表との懇談で、橋下知事が涙を出していたシーンが報道されていましたが、彼らとの関係は今はどうなっているのでしょうかね。