2008年12月5日金曜日

ゆとり教育の申し子が社会に進出

 ゆとり教育というものが在りました。校内暴力など、生徒の心の問題から、総合的な教育、もっと会話が増えるようなゆとりを持った教育ということで、土曜日を休みにしました。また、モンスターペアレントの影響でしょうか。運動会でも順位をつけず、みな平等という風潮の中で育てられた子供達が2008年から社会に巣立っていきます。

 今の新入社員は3年も持たないそうです。「会社を辞めます」ということをメールで送りっぱなしで出社しないということが平気でできるようです。また、人の目を気にするようで、一人で食事をしていると回りに孤立していると思われることを嫌い、一人で食べなければならないときはトイレの個室で弁当を食べるとか。どうなっているのでしょうか。

 ある本に書いていましたが、ゆとり教育で育った子供の特徴は「積極派」と「のんびり派」に分かれるようで、「積極」はいいのですが打たれ弱いのが特徴で、その自信に根拠がないといわれているそうです。口達者も特徴のひとつです。
 「のんびり」のグループはマニュアルがないと何もできない、すべてお膳立てしてくれると思っているグループだそうです。

 2010年からは義務教育からゆとり教育を受けた世代が社会に進出してくるそうです。彼らだけが悪いわけではなく、大人が、親が、政治が、日本の教育をダメにしてきたのだと思います。彼らを温かく見守って行くことを考えましょう。