2008年12月24日水曜日

投資信託は価値が目減り

 主な投資信託の2008年の運用成績は、資産価値を示す基準価格が平均で40.7%下落したそうです。個人投資家に人気の高かった新興国の株式で運用するタイプの落ち込みが目立ちます。基準価格が昨年末に比べて上がったのは調査対象の434本中わずか11本で、ほとんどの投信がマイナス運用となったそうです。
 そもそも、投資信託を始めたかったという人が多い時期は、おそらく一昨年から昨年にかけて、あるいは、昨年末から今年の初めにかけてでしょうか。日経平均株価で言えば13,000円から18,000円頃ではないですか。銀行が盛んに投信を売り出したのに加え、郵便局が取り扱いだしたのが大きいでしょう。売りつけられた(?)側は高齢者が多いのではないでしょうか。
 長期運用の名のもと、安心な投資という感じで、また、販売側が売りやすいという販売姿勢がよくなかったでしょうね。65歳の人に「10年待てば」なんてことはいえませんよね。長期投資の意味を販売側が、勝手に販売側にいいように解釈して押しつけているような気がします。
 投資信託は運用を人任せにする商品です。よ~く考えましょうね。それと、金融商品は、販売者の人柄で買うものではないですよ。