2010年10月12日火曜日

私利私欲で人は動かない  私利私欲があればなるものもならない

 またまたNHK大河ドラマ「龍馬伝」の中のフレーズです。亀山社中結成の時の、全員の共通理念のようで、そのはざまで、船を自由に使えばお金が稼げるが、それを前面に出すと、中身が見抜かれるので、なるものもならないというシーンでした。

 「私利私欲で人は動かない。私利私欲があればなるものもならない」

 お金を設けることは悪いことですかと公言した人がいました。悪いこととは思いません。彼らが否定されたのは、日本の風土からなのかとも思いましたが、日本も、かつての、妙な美徳意識から、少しずつ脱却しているのかもしれません。己のことばかりで市場を荒らすことに怒りを覚えたのでしょうか。
 お金がないと何もできません。お金がないと、社会貢献もできません。お金を設けることは重要なことですが、お金は秋までも結果の産物であって、お金を設けることが目的となってはいけないのです。一日一善を積む人の目的がお金のためなら、それは良い結果を生まないでしょう。お金を設けるために、スピリチュアル的なことをしようとしている人は、考え方が違っています。そんな人をたくさん知っています。
 でもお金を設けることは重要です。事業においてお金は事業を行う条件だからです。禅問答みたいですが、端的に、そのあたりを表現しているのがこの言葉なのかもしれません、

 「私利私欲で人は動かない。私利私欲があればなるものもならない」