2010年10月28日木曜日

手の届く小さなゴールの積み重ねが、大きなゴールの道しるべ

 「最終的な目標はあるが、今何をすべきか、それをクリアするために今何が必要なのか、その壁を見定めていない。手の届く小さなゴールの積み重ねが、大きなゴールの道しるべ。やることが見えてくれば、あとは行動あるのみ。」
 ある人の教えです。問題児ばかりを集めて、人生を解く場面でのセリフです。

 みんなやる気はあります。やりたいという気持ちは多いにありますが、それを実現するプロセスを知らない。特に今の若者は「根拠のない自信」に満ち溢れていて、少しの挫折で二度と立ち上がれないほど打たれ弱いです。

 ゆとり教育の産物です。いつも思いますが文部省(現文部科学省の中の旧文部省部分)はいらないと思います。教育を全国画一的にする意味が分かりません。

 いずれにしても、今の若者だけではなく、いい年をした人もまったく同じです。若者を笑えませんね。

 このセリフの背景は、一生懸命やってはいるが考えが甘く、全然前に進めない生徒を集めての特別授業のシーンで、授業の冒頭で「何ができるようになるか、何をやるのか、何を身に着けるのか。それを身に着けるのが今回の特別な講義のテーマ」と語っていました。

 自分の人生にテーマを持てないのかもしれません。そして、実際に行動するすべを知らない、つまりは基礎が何もできていないの、大きいことばかりを語りたがる人が多いと思います。

 このセリフは、すごくいい教訓だと、感動しました。当然、自分自身への戒めでもあります。日々常に感動、反省。そして常に学びを生かす姿勢を持とうと思います。