2010年10月26日火曜日

宝島社はすごい

 出版業界不況といわれている中で、100万部以上も売れる雑誌を手掛けているのが「宝島」という出版会社です。
 成功の秘訣は「ふろく」です。昔の子供雑誌の付録とはわけが違います。なんと豪華なもので、もはやふろくというには、その域を超えています。
 宝島社では「ふろく」とはおまけと位置づけしていないようです。雑誌のコンテンツの一部だそうです。つまり、雑誌の中の記事のようなものです。
 12cm・・・これは、コンビニなどの陳列の際に、目につきやすい雑誌の状の部分だそうです。そこに、モデルの顔と、あえて、ふろくの中身を乗せるそうです。
 「雑誌の競争相手は雑誌社ではない」これは素晴らしい発想です。ターゲットは雑誌を読まない人で、競争相手はカフェだそうです。禅問答のようですが、ちょっとその真意をこれからの活動で考えていきましょう。
 マクドナルドの「トレンドを作る」の発想といい、真理は常識の中になるのではないという言葉を思い出します。多数の支持を得られるのが常識であるという概念は怖いことですね。