2011年2月4日金曜日

トップが駄目だと、材料がよくてもだめ

 ファンドマネージャーがよく言っていますが、当たり前の言葉なのですが、どんなに業種が上向きで、その流れに乗ったいい材料を持ていても、それを動かす人間が駄目なら、企業業績は上がらないとのことです。
 ファンドマネージャーは、多くのお金(ファンド)を動かしています。どこの企業に投資するか(株を買うか)で、お金を増やすか減らすかの、両極端な結果を生み出します。それだけ、銘柄選択には慎重になります。単にデータだけで判断するのではなく、直接、企業トップにインタビューして、投資するかどうかを判断します。企業は人が動かしているということです。
 ある企業ですが、セクター(業種)では、非常に伸びているところですが、社長が株好きで、積極的投資がやりすぎているところがあり、案の定、同業他社との業績の格差は広がり、株価は伸び悩んでいます。
 トップが駄目ならすべてがダメだ。ITが進んでも、最後は人間が大事です。