2009年1月8日木曜日

大阪府橋下知事の発言が波紋を広げるのか!

 大阪府の橋下徹知事が、なかなかおもしろいことを言ってくれました。それは7日の府内市町村長との会合の席で、国の定額給付金について府内全域で所得制限を設け、余った給付金で学校耐震化を進めることを提案しました。例えば(所得が)400万円以上の人には出さず、余った予算を学校の耐震化に回せないかとの発言です。国が出す定額給付金を、別の形で使おうという案です。なかなかやるなぁ~って感じです。
 所得制限の業務にはかなりの人手が必要です。こんなご時世ですから、府と市町村がワークシェアリングで4,000人の雇用を創出して充当するという画期的な発案です。個人に回るお金を学校耐震などの公共事業にあてる案には問題もあるようで、総務省定額給付金室は「予算が消化されなければ国庫に返還される。別の事業の財源にはできない」と説明しているようです。鳩山総務相も「(所得制限で)市町村民が受け取れない給付金は、国からはびた一文出せない」と記者団に語ったとのこと。でも、この発言は,国が動かなければ地方がやる、あるいは地方からの国への提言のような感じで、なかなか痛快な話でした。
 教育委員会文は馬鹿だという過激な発言も目立ちますが、表現方法はともかく、いろんなところで真髄を突いているような感じがします。
 それにしても、これだけ国民の間で批判がある定額給付金、お金をあげるんだから素直にもらえばいいじゃないかといわんばかりのお上の態度、それでもこの政策は断行されるのでしょうか。